カラードレスに合わせたヘアメイクのお仕事。
春頃に撮影したヘアメイク。
ブライダルのカラードレスをメインに取り扱っている会社 malco.様のイメージビジュアル撮影のヘアメイクをさせて頂きました。
カタログやドレス系の撮影は同じモデルで、色んな衣装とヘアメイクチェンジで1日撮影することが多く、衣装に合わせてヘアメイクを変幻自在にクリエイティブしていい、そんな現場の雰囲気が好きです。
こちらは爽やかなblue eyeのメイク、ヘアはタイトにストレート。顔まわりだけニュアンスでカールさせて、フレッシュなブルーの遊び心と品のある大人女性のイメージ♪
こちらは珍しいツイードのドレス、ヘアメイクもクラシックモダンな感じ。固くなりすぎないようにグレーのチュールでコケティッシュさをカールヘアに合わせてみたり。
屋外の別カットも素敵でした!
そして今季トレンドのオレンジは甘すぎずスパイシーに。
ピンクのドレスに合わせたメイクはチューリップの花脈をイメージして、ベースは厚塗りせずうすーく瞼にMACのクリームチークを重ねて、透けた肌の印象をより高める作り方をしました。勝手に名付けたけど『花脈スキン』ってなんか可愛い響きだなぁ。ベースって大事です。
撮影も10年来のメンバー達とで、とっても楽しい現場でした。
こういう撮影の場合、バリエーションの引き出しも沢山ないといけないのですが、私の場合は素敵なドレスを見ながら色々インスピレーションしていくのは気持ちいいです。
自由にクリエーションやらせていただけるってヘアメイクとして幸せです。
最近本当に素敵なドレスが増えてきて、ブライダルの世界が豊かになってる気がします。ブライダル現場でもワクワクするヘアメイクをしていきたいな。日本中の花嫁様が幸せになりますように♪
デザイナーのリコ、malco.さんありがとうございました♪
Tokyo Rainbow Pride 2019
平成最後のお仕事はずっとヘアメイクを担当させて頂いているOUT IN JAPANの撮影会でした。
GWの4月27〜29日の三日間で撮影は行われ、
内2日間のTokyo Rainbow Pride(東京レインボープライド)で行われた撮影ヘアメイクを担当させて頂きました!
ヘアメイクさせて頂いた皆様、ご参加ありがとうございました♪
撮影もうすぐ始まる!今日から2日間ヘアメイクしてます!代々木公園だよ💕みんな遊びに来てね!#アダストリア さんのTシャツも可愛い🌈 #outiojapan #ヘアメイク #代々木公園 #tokyorainbowpride2019 #イベント pic.twitter.com/u8epJdB9fo
— 八木香保里(ヘアメイク) (@karly_hairmake) April 28, 2019
撮影ブースは現在衣装協力して下さっているアダストリアさんのブースにて。
みんなで着たコラボTが超可愛かった!!
ところで、皆さんはTokyo Rainbow Prideに行かれたことはありますか。
TRPは毎年、GWに東京の代々木公園で行われるLGBTQ +やセクシュアル・マイノリティを多くの方に知ってもらうために始まった、誰もが参加できる「"性"と"生"の多様性」を祝福するイベントなんです。
私も3回目の参加で、今年は例年以上の動員数だったそうで大変盛り上がっておりました♪
撮影は2日間あったのですが、過去に被写体として参加してくださった方々やサポーターの皆様が途中、差し入れなど持ってきてくださり、一同感謝でいっぱいでした。本当ありがたい!!
差し入れ頂きました!!#タピオカ#何味だろ pic.twitter.com/Xdh5U40Xks
— 八木香保里(ヘアメイク) (@karly_hairmake) April 28, 2019
今回の撮影数は3日間で140組 168名。
スタートから合計で1414組 1611名となりました✨
ついに1600名超えた!!!!
OUT IN JAPAN無事撮影終了!‼︎
— 八木香保里(ヘアメイク) (@karly_hairmake) May 1, 2019
Tokyo Rainbow Pride2019含む、今回の撮影数は3日間で140組 168名。
スタートから合計で1414組 1611名となりました✨
世界中から来てくださった被写体の皆様ありがとうございました!素敵な笑顔だったなー。次回は沖縄、金沢!!#outinjapan #レスリーキー #ヘアメイク pic.twitter.com/tDd6wgedJG
そしてその全ての写真を撮っているのがこのお方、
世界的に有名なフォトグラファーのレスリー・キーさん。
1日に100人以上撮れるのはこの人しかいないと思う。OIJでの撮影は本当に特殊でいつもスピード感が凄い。1日で100人撮ることが普通なんです。流石に4年やってるとこのスピード感や人数が現場にないと少し物足りなくなったり。笑
スタイリングのみきさんとヘアメイクの私も被写体の方々のほとんどを担当させて頂きました。これからも頑張ります!
TRPの思い出その②。@outinjapan を一緒にやらせて頂き、かれこれ4年。
— 八木香保里(ヘアメイク) (@karly_hairmake) May 1, 2019
全ての写真はレスリーさんで、
ほとんどのスタイリングはみきさん、ヘアメイクを私が担当してきた。
被写体の皆さんの笑顔の写真と共に、いつも撮影は忙しいから、なかなか珍しい3ショット。 pic.twitter.com/yLQFPzDHl8
1600人かぁーって考えると、なんだか、色んな地方に回って撮影したのが懐かしい。
これができるのもグッドの皆様はじめ、本当に素晴らしいチームだからです。↓↓
TRPの思い出!
— 八木香保里(ヘアメイク) (@karly_hairmake) May 1, 2019
グッドのゴンさん、みきさん、ただしさん、マルイの井上さん、主催の文野さん、らんらん、青木さん❤️みんな大好き。 pic.twitter.com/KP5L6zVCiq
東京撮影会に続き、次は沖縄、金川で開催が決定しています。
という事で、ちょっと長くなっちゃうけれど、今日はOUT IN JAPAN『地方撮影』でのお話。
地方での撮影の楽しみといえば、出逢う被写体の方々から聞くお話だったり、現地で集まってくださったボランティアのヘアメイクスタッフさんとの出逢い。
撮影をやらせて頂いていて思うのが、東京と違って地域自体がまだまだLGBTQ +に対しての理解が薄かったりして、改まって発表するのも…という考えになってしまい、自分らしさを伏せたまま生活していた、という方が多いという事。
東京はカミングアウトしている方が改めて参加表明をしてくださる事も多いけれど、地方の場合はこのOUT IN JAPANを機にカミングアウトする方がほとんどなのです。
そう、この撮影で初めて自分らしさの"告白"をする。
だから本当に、この撮影会を楽しみにしていました、来てくれるのを待っていましたという声をメイク中も直で伝えていただけたり、被写体の方が撮影後、写真に写る自分を見て、泣きながら、ありがとうございましたと伝えてくれる。
人生の転機の瞬間に立ち会わせてもらっている気がして、すごく神々しいし、私がいつも勇気を貰います。
被写体の方々が喜んでくれている姿をみると、あぁヘアメイクやっててよかったなぁと心から感じるのです。
だからこそ、地方での撮影はとても大事だと思っているし、きっかけとしてたくさんの方に知って頂きたい。
スーパーアライヘアメイクとして声を大にして呼びかけます。(そもそもアライがわからない方はこちらをどうぞ!)
そして、あなたの輝く姿は世界に勇気を与えます。
私もヘアメイクで関われることが幸せです。
また新たな出逢いを楽しみにしています♪
平成最後の日は『底なしほどの素直さで』
本日4月30日、いよいよ平成が終わる。
平成元年に生まれ、
30年間、平成とともに生きてきた自分としてはものすごい日のはず。
でも、やっぱり私にとっては変わらない特別な日、4月30日。
今日は4年前に亡くなった、私の大好きな母の命日だ。
4年前は分かりもしなかった。
まさか母の命日が、平成最後の日になるとは。
4年前の今日、母は他界して、父と私と弟が残された。
母は家族の太陽みたいな存在。そう、私たち家族はこの日、太陽を失ったのだ。
母は老舗美容室の経営者 兼 サロンにて現役美容師をしていたほか、過去に全日本婚礼美容家協会の近畿ブロック長、美容組合の組合長、コンテストの審査員など私たちには把握しきれないほどの仕事を色々やっていたもので、とにかく分かり得る全国の各関係者へ連絡したり、お客様に連絡したりと喪に服す暇もなく親族もスタッフも連日大忙しだった。
しかしGWのこの日に亡くなった事で、月火休みの美容関係者や祝日休みのお客様、企業、ディーラー、メーカー、元スタッフや弟子の方々、その他関係者、300人以上の方々がお葬式とお通夜に駆けつけてくれた。みんなが『八木先生にはお世話になった』と、お母さんの話をしてくれた。
(エリザベス平成全盛期のスタッフ達、真ん中にいるのが母と創業者の祖母)
サロンの経営を引き継いだばかりの弟と、師匠でもありずっと憧れだった存在を失った私。
太陽の母を失った事で真っ暗闇で先が見えなくなった私達は、本当に当時暗闇の中だったけれど、たくさんの方が一緒に悲しんでくれて、支えてくださいました。
そして私たちが引き継ぐこととなった美容室エリザベスの今後を全力で応援する!と長年通ってくださってるお客様達の声が励みになりました。
何もできてない無名の私達を、応援し、支えてくださった方々。
母が遺してくれたのは、『人徳』という財産だった。
そして毎年、思い出す。
憔悴しきって、このまま自分も死ぬんじゃないかって思ってた、4年前のGW。
下北沢で店長やってた頃の、26歳。
社会を知るのもまだまだ、美容もまだまだこれからの時。
何も知らない、分からない中で、若かった自分や弟にとっては母が死んだのはかなりのダメージだったけれど、沢山の母の関係者の方が、生前の母の話をしてくれたり、延々母の話や武勇伝を聞かせてくれて。
それだけで救われた。
そう、だから私たちにとって今日は母の命日であり、皆さんへの感謝の日。
平成が終わる事よりも、今生きてる人に感謝を伝えたい。
本当にお世話になりました。
令和になっても、皆さんに応援して頂けるよう精進致します!
では母の座右の銘とともに、私の"平成"を締めくくろうと思います。
30年間ありがとうございました。
これからも『底なしほどの素直さで』。
今日は、我が母の命日である。4年前はもちろん分かりもしなかった。まさか母の命日が、平成最後の日になるとは。この日に亡くなった事で、月火休みの美容関係者や祝日休みのお客様、企業、ディーラー、メーカーその他関係者の方々が大勢お葬式に駆けつけてくれた。毎年思い出す。命日であり感謝の日。 pic.twitter.com/50v9FgGsXv
— 八木香保里【ヘアメイク】 (@karly_hairmake) 2019年4月30日
グレイヘアという生き方。
先日、主婦の友社様から発売されましたグレイヘアの本!!!
主婦の友生活シリーズ『グレイヘアという生き方』に、今回なんと取材して頂きました!
それがこちら♪
私としては、今まさに流行してきているグレイヘアが単なる流行に終わらず、リアルに悩んでる世代の皆さんに伝わる事をプロとして追求したくて、モデルはあえて私の本当のお客様にお願いしました!
主婦の友社様から発売されます #グレイヘアという生き方 から取材頂きました!最近グレイヘアがブームになってきました!女性にとって「〇〇だと老ける」と言われてきた事が、ポジティブに変換されていく時代。
— 八木香保里【ヘアメイク】 (@karly_hairmake) 2019年4月18日
私は個人的に好きです。シワも笑った数なら素敵だし、エイジングをポジティブにね。是非! pic.twitter.com/JTdnFF3alr
撮影場所は、神戸にある実家のサロン 美容室エリザベスにて。
私が普段神戸にいる時に髪を担当させて頂いているリアルなお客様の中には、グレイヘアを楽しまれている方がたくさんいらっしゃいます!
『そもそもなんでみんなグレイヘアにするの?』
『白髪は老けて見えるし、カラーしてたらよくない?』
うんうん。
私も美容師なりたての頃は(20代前半、白髪と無縁なアシスタント時代)そう思ってました。
でも10年美容師をさせて頂いていると、いろんなお客様に遭遇する機会があります。
また私の場合、3年前から実家の70年続く老舗サロンを引き継ぐことになり、(この話はまたゆっくりとブログにも書きます!)東京のトレンド発信地でもある表参道のサロンと、2店鋪を行き来しながら働いているため、担当させて頂いているお客様の年齢層は0歳〜90代まで。幅広いどころの問題ではありません。もう人類全て!!みたいな感じになりました。笑
美容師からしたら、これってとっても特殊なことなんです。(ほとんどのサロンは立地とサロンの雰囲気でターゲット層が定まっているため)
特に神戸のサロンは60〜70代がメイン層で、グレイヘアをバリバリ楽しんでるお客様ばかり。急遽実家のサロンを引き継ぐことになり、東京とのギャップを感じながらマダム世代のお客様を担当させて頂き、たくさんの話を聞く中で『なぜグレイヘアにしたのか』というのは同じ女性として、私も気になりました。
グレイヘアのお客様に実際聞いてみると
本当、理由はさまざまでした。
・乳がんになって、一回全部髪が抜けちゃったから
・3週間に1度根元を染めるのが、(白髪が増えて)2週間に1度になって辛くなったから
・ アルカリカラーが頭皮にしみるようになってきたから
・髪のダメージが気になりだした
などなど
それからの私は、お客様のいろんな事情を知ったことでより深くグレイヘアについて考えるようになりました。
そして、気づきました!!!!
グレイヘアの皆さんに共通して言えることは、『いまを幸せに生きている』ということ。
元々、グレイヘアにするまでの間は、葛藤や苦悩など色々あったと思いますが、グレイヘアになった現在はとても楽しそうで生き生きされています!
美容業界からしたらカラーする人が減るのは、もしかしたら経済的に良くないのかも?しれません。
でも私は美容師として、グレイヘアに変身して、悩みから解放されて幸せに日々を過ごしているお客様を見ると、とっても幸せな気持ちになりました♪
そもそも美容の根本って、私は『幸せに生きるため』にあるんじゃないかって思います!
なので、カラーリングを楽しむ人がいてもよし、グレイヘアを楽しむ人がいてもよし。
その先には一人一人の幸せに繋がってる。
だからいろんなヘアがあっていいと思うんです。
今までは
白髪=老化
みたいな風潮が世の中にはあったけれど、最近は『グレイヘア』とカラーの種類で呼んでみたり、グレイヘア=解放的でおしゃれ、みたいな世間の捉え方もすごく素敵だなぁって。意外と40代の方からも、グレイヘアにしてみたいというご依頼があるのです。
そうやって、エイジングをポジティブに捉えていけるようになれば、色んなことが楽しく豊かになっていく気がするのです。
今回取材して頂いたことで、グレイヘア、さらには髪との生き方についても深く知ることが出来ました。主婦の友社さんには感謝しかないです。
是非みなさんに読んでほしいなぁ♪
Hello.I'm Karly!
やっほー。
初めまして、こんにちは。
カーリーです!
本日4月20日で30歳になったので、はてなブログを始めてみました!
しかし、このご時世、なぜブログを始めることにしたのか。
「YouTubeとかにしたら?」
うんうん、たしかに。
ビジネスとかで運用するならそちらがいいのかも。
でも私は文字が書きたいのです!
理由は3つ。
私がブログを始める理由その①
私はヘアメイクという職業を始めて10年目なのですが、この10年間は造形創作で表現することに全力で取り組んできました。
コンテスト出たり、
(また詳しく受賞のコツなど書けたらと...)
作品作りをしたり、
(忙しくても表現する事を辞めると、勘が鈍ってくる気がするんです)
ヘアメイクのショーなど
(こちらは実家の美容室70周年の記念パーティーにて)
色々させて頂きました!
なので!!!
30代は!!
「言葉」という、文字の伝え方で表現できるようになってみたいなと思ったのです!!
私がブログを始める理由その②
今までは視覚から取り込む、まさに視覚の感覚人間でした。映画と小説本なら断然映画でしたし、本なら写真集・デザイン集・絵本しか読まない。陳列された小さな活字が苦手で、活字をもはやデザインとして取り込むような脳みそでした。(頑張って読み出しても文字間やフォント、全体のバランスが気になってしまう。内容が全く入ってこない....)
そんな感じで30年を過ごしてきたのですが、そろそろ苦手分野を受けいれて、文字を読んだり書いたりする事を楽しめる大人になりたいな、と。
まぁ、苦手分野とは言いつつも、企業の"キャッチコピー"や、雑誌の"サブタイトル"などを見るのは好きだったし、それをつくることを仕事とする表現者(ライターさんなど)とは一緒に仕事する事も多かったので、純粋にかっこいいなーとか、リスペクトしかなかった。私が形でしか表現出来ないことを、言葉にしてくれるライターさんたちをみて、言葉を巧みに組み合わせる楽しさ創作活動に似てるなって。そういう感覚も研ぎ澄ましてみたいな、と彼らを見ていて感じたのです。
私がブログを始める理由その③
SNSは一通りやってるのですが、「撮影中!」など、ほぼオンタイムのことが多く。
こちらでは自分を振り返るというか、いっぱい勉強して、挑戦して、駆け抜けた20代の美容人生を、整理して書きとめておきたいなと。
いわゆる"わたし用データベース"のような。
20代に仕入れた情報や学びを、これからの10年間に生かす。
前は何もしなくても良かったけど、(オールでクラブ行っても肌はピチピチみたいな)やっぱり20代後半から疲れやすくなったりするから、体調管理に気をつけたり。でも駆け抜けてたら、体調や身体のことを意識するのも一瞬、「このままじゃ早死にする!」って葛藤してるうちに30歳を迎えた。
だから30代は、駆け抜けるだけじゃなくて、色んな事を整理して、自分にとって為になる事を習慣化していきたい。
美容の事も身体のことも、メンタルの事も。
まずは「ブログに書く」ことから。
あと、これからもひとりの女性として学び、挑戦し続けたい。同世代の人達が悩んでいることは、私も同じように悩んでたりするから、美容のプロとして、そういう誰かの為にもなる記事も書けたらいいなと。
ということで、文字と自分と向き合えるブログを選びました!
ちなみに、ブログタイトルの「LOVE ALL」は私の座右の銘。「全てに愛を」という意味です♪
無償の愛とポジティブハッピーで、カーリーらしい記事を書いていきますよー。
不定期ですが楽しく更新していくので、是非ブックマークしてくださいねん。