平成最後の日は『底なしほどの素直さで』
本日4月30日、いよいよ平成が終わる。
平成元年に生まれ、
30年間、平成とともに生きてきた自分としてはものすごい日のはず。
でも、やっぱり私にとっては変わらない特別な日、4月30日。
今日は4年前に亡くなった、私の大好きな母の命日だ。
4年前は分かりもしなかった。
まさか母の命日が、平成最後の日になるとは。
4年前の今日、母は他界して、父と私と弟が残された。
母は家族の太陽みたいな存在。そう、私たち家族はこの日、太陽を失ったのだ。
母は老舗美容室の経営者 兼 サロンにて現役美容師をしていたほか、過去に全日本婚礼美容家協会の近畿ブロック長、美容組合の組合長、コンテストの審査員など私たちには把握しきれないほどの仕事を色々やっていたもので、とにかく分かり得る全国の各関係者へ連絡したり、お客様に連絡したりと喪に服す暇もなく親族もスタッフも連日大忙しだった。
しかしGWのこの日に亡くなった事で、月火休みの美容関係者や祝日休みのお客様、企業、ディーラー、メーカー、元スタッフや弟子の方々、その他関係者、300人以上の方々がお葬式とお通夜に駆けつけてくれた。みんなが『八木先生にはお世話になった』と、お母さんの話をしてくれた。
(エリザベス平成全盛期のスタッフ達、真ん中にいるのが母と創業者の祖母)
サロンの経営を引き継いだばかりの弟と、師匠でもありずっと憧れだった存在を失った私。
太陽の母を失った事で真っ暗闇で先が見えなくなった私達は、本当に当時暗闇の中だったけれど、たくさんの方が一緒に悲しんでくれて、支えてくださいました。
そして私たちが引き継ぐこととなった美容室エリザベスの今後を全力で応援する!と長年通ってくださってるお客様達の声が励みになりました。
何もできてない無名の私達を、応援し、支えてくださった方々。
母が遺してくれたのは、『人徳』という財産だった。
そして毎年、思い出す。
憔悴しきって、このまま自分も死ぬんじゃないかって思ってた、4年前のGW。
下北沢で店長やってた頃の、26歳。
社会を知るのもまだまだ、美容もまだまだこれからの時。
何も知らない、分からない中で、若かった自分や弟にとっては母が死んだのはかなりのダメージだったけれど、沢山の母の関係者の方が、生前の母の話をしてくれたり、延々母の話や武勇伝を聞かせてくれて。
それだけで救われた。
そう、だから私たちにとって今日は母の命日であり、皆さんへの感謝の日。
平成が終わる事よりも、今生きてる人に感謝を伝えたい。
本当にお世話になりました。
令和になっても、皆さんに応援して頂けるよう精進致します!
では母の座右の銘とともに、私の"平成"を締めくくろうと思います。
30年間ありがとうございました。
これからも『底なしほどの素直さで』。
今日は、我が母の命日である。4年前はもちろん分かりもしなかった。まさか母の命日が、平成最後の日になるとは。この日に亡くなった事で、月火休みの美容関係者や祝日休みのお客様、企業、ディーラー、メーカーその他関係者の方々が大勢お葬式に駆けつけてくれた。毎年思い出す。命日であり感謝の日。 pic.twitter.com/50v9FgGsXv
— 八木香保里【ヘアメイク】 (@karly_hairmake) 2019年4月30日